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ホワイトニングの種類
ホワイトニングの方法には主に自宅で行う「ホームホワイトニング」と医院で行う「オフィスホワイトニング」があります。
【ホームホワイトニング】
- 歯科医師の指導のもとに自分自身で行う方法です。
- 都合の良い時間帯に自宅で行えます。
- 短くとも3~4週間程度の期間が必要です。(上下顎)
- 自然に近い色調で、違和感のない白さを目指せます。
フライトアテンダントなど注目度の高い職業の方や、時間をかけてもナチュラルな白さを求める方に向いています。
【オフィスホワイトニング】
- 歯科治療と同じように、診療チェアに座って行います。
- 1~2時間で治療が完了します。
- ホームホワイトニングよりも短時間でホワイトニングによる変化が出ますが、元の状態に戻りやすい欠点があります。
- 高濃度の薬剤を使うため、前歯など人目につきやすい一部の天然歯だけが対象となります。
- 歯の表層のみが白濁して不自然に見える場合もあります。
『数日後に結婚披露宴がある・・・』あるいは
『明日までにはどうしても歯を白くしたい・・・』など、時間をかけられない方に向いています。
望ましいホワイトニング
「透明感のある爽やかな白さ」、しかも「輝くような美しい歯」をお望みなら、
ホームホワイトニングを試していただくことをご提案します。
ホームホワイトニングのステップ
1.ホワイトニングについての説明・歯の表面をクリーニング
ホームホワイトニングについての説明と現在の歯の色の確認を行います。
そして、ホワイトニング作用を得やすくするために歯の表面のクリーニングを行います。
2.マウストレーの作製
歯の型を取って、ホワイトニングジェルを塗布する時に使用するマウストレーを作製します。 完成したマウストレーとホワイトニングジェルをお持ち帰りいただきます。
3.ホワイトニングジェルの注入
マウストレーヘホワイトニングジェルを注入します。 1歯あたり米粒二つ分を目安にします。
4.マウストレーの装着
ホワイトニングジェルが注入されたトレーを装着します。
ホワイトニングジェルが歯面全体に行き渡っていることを確認します。
装着時間は歯科医師の指示に従ってください。
5.経過の確認
ホワイトニング状況の経過確認を行いますので、歯科医師に指示された日に来院してください。
歯に色がつく理由
●コーヒー、お茶、タバコ等による変色
色素が歯の内部まで取り込まれることにより、歯が黄色く見えてしまいます。
●加齢による変色
年齢を重ねるにしたがって、人の歯は自然と黄色く変色していきます。
●全身疾患に由来する変色
胎児の時期に、母親が服用した抗生物質や過剰に摂取したフッ素などの影響により歯が変色してしまうことがあります。
これらの要因により歯の内部まで変色してしまった場合には「ホームホワイトニング」をご提案します。
ホワイトニングQ&A
ホワイトニングできない場合??
ホワイトニングはいつでも無条件にというわけではなく、いろいろな制約があります。
専門用語で禁忌症といいますが、実行してもメリットが得られない場合や、生体に危害を及ぼす可能性がある場合それに該当します。禁忌となるのは
• 妊娠中や授乳中の女性
• ホワイトニング剤にアレルギーを有する場合
• 無カタラーゼ症
• 歯の形が不完全な形成不全
• ダークグレー、ダークパープルの変色
• 金属材料の影響による変色歯
• 重症のテトラサイクリン変色歯
• 過剰な要望
作用は永続する?
残念ながらこの質問の答えとして「NO!!」と否定せざるを得ません。治療法が不完全なためではなく、歯が変色する要素は他にも存在するため、ホワイトニング直後の状態が永続することはありません。休憩などなしに24時間フル稼働しているのが人間の口腔内、こんなに働かされれば負担も大きく、汚れも付着します。また、歯は年月とともに色調が濃くなるという自然現象がスローテンポで進行します。半年に1度は歯科医院で「メンテナンス」を受けることで、ホワイトニング直後の「歯の白さ」を維持しやすくなります。
治療済みの歯は?
ホワイトニングは天然歯にのみ有効に作用するので、治療の完了後でも人工修復物(被せ物・詰め物)の色調は以前のまま残留し、濃い色調が一段と目立つようになります。その場合には、新たな色調に合わせて再治療することで、口腔内全体が新しい明るい色調に統一され、美しさが際立つようになります。
治療期間は?
基本的には6~8時間トレーを就寝時に装着しますが、2時間程度起きている時間にトレーを装着する方法もあります。ご自分の生活ペースに合わせて、毎日あるいは2~3日に1度欠かさず実行する必要があります。通常は2~3回目に初期作用が確認できるようになりますが、治療が完了するまでの期間は「ゴールとする白さ」と「変色の程度」でさまざまです。
副作用の心配は?
歯内部の色素を漂白するために使用される薬剤は「過酸化水素」あるいは「過酸化尿素」です。「3%過酸化水素水」は「オキシドール」として知られていますが、毒性や副作用のリスクが低く扱いやすいことから洗浄や殺菌にポピュラーに使用されているのです。また偶然にホワイトニング作用が見出された「過酸化尿素」も元来は殺菌剤でした。